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2学期からN高等学校のネットコースへ転入
娘がN高等学校のネットコースへ転入して早1ヶ月が過ぎました。
公立の通信制にするのか、私立の通信制にするのか迷いましたが、結局
私立の「N高等学校 ネットコース」に転入しました。
- スクーリングが年に5日程で済む
- 課題の提出や単位取得のテストがネットで済む
- 担任や、同じコースの生徒との交流も気軽にできる
- 修学支援金制度を使えば、年に6〜7万円程度で授業料が抑えられる

N高等学校とは
カドカワとドワンゴで作った私立の高等学校です。
学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校
通称N高です。
大きく分けて2つコースがあります。
- ネットコース
- 通学コース
今回は、娘が転入したネットコースについてお話します。
日常のネット学習
日常的に行うネット学習は以下の通りです。
- 映像授業を見る(マイページを確認し、5〜15分程度の映像授業)
- 映像授業を見て、出題されるテストをする
- テストに合格すると、次に進む
- 不合格の場合は、映像授業を見直し、解き直して再提出
- 上記のテストを教科・単元ごとに必要回数行い、レポート提出
- レポートは30点未満は不合格。合格するまで再提出。
- 合格したら、次の単元へ進む
授業の進み具合、単位の取得状況はマイページでチェック
生徒一人一人に、マイページが与えられ、いつでもネット上で確認できます。
次にどの単元を勉強すればいいのか、いつまでに終わらさなければいけないのか
授業でのわからない箇所は担任の先生に質問もできます。
マイページは、生徒本人、保護者、担任で共有されており、学習の進みが遅い生徒には担任から連絡が来ることもあります。
私は3日に1回程進み具合をチェックしています。
どのくらい進んでいるのか、パーセントで明記されているのでわかりやすいです。
あまりに進みが遅かったりすると「どんどん進めないと3月12月に間に合わないよ!」と突っついたりします。
娘は9月入学だったのですが、4月スタートの子達と同じく、年次単位取得の締切が12月15日までだったのです!3月だと思ってのんびりしていた私達親子はビックリ!
猛チャージで単位を取り、無事に期日前に終わらせる事ができました!ほっ。
アドバンストプログラム
ネットコースには、日常的に受ける基本の授業に加え、「アドバンストプログラム」という、もっと専門性の高い学習ができるコースもあります。
アドバンストプログラム例として
実力派予備校教師(代ゼミNスクール)による、大学受験対策授業
プログラミング授業
バンタン(Vantan)との提携によるクリエイター授業
・パティシエ
・声優
・イラストレーター
・Webデザイン 他
これらは、代ゼミやバンタンに通える都心在住の生徒や、それぞれの学校に通学可能な生徒向けのオプションです。
我が家は東北の田舎なので、当然通えるわけもなく、諦めました。
本人は行きたかったみたいですけどね。
ネットコース特進専攻
難関大学受験などの目標がある生徒に対して、
年に40名程で、学力判定テスト、作文600字程度の選考基準があるようです。
上記の特進専攻は、ネット上で行われるので全国のネットコース生徒が受けられます。
スクーリングは年に5〜6日
沖縄にある本校または面接指導会場にて行う授業です。
普段の学習での疑問点や不明点なども直接先生に聞くことができます。
面接指導会場は、沖縄伊計本校を含め日本各地の会場を設けています。
プレミアムスクーリング
沖縄の本校での4泊5日のスクーリング!楽しそうですね。親も行きたいです。笑
教科の授業や、様々な特別活動を行います。
こちらに紹介した以外にも青い海に囲まれた解放的な校舎で沖縄の魅力を堪能しつつ、N高でしか体験できないステキなスクーリングです。

青い海!空!宿泊先はリゾートホテル!
ひゃ〜、いくらかかるんだろう…。
調べてみたところ、交通費宿泊費で15万、もろもろで20万といった感じでした。
う〜〜〜ん、高いのか安いのか…。
スタンダードスクーリング
スタンダードスクーリングは、全国8カ所での座学中心のスクーリングとなります。
と思っていたら、
1度目は4泊5日、足りない単位などあれば2度目は1日補充というスケジュールのようです。
地元に学校があればいいのですが、うちのように田舎から行くパターンだと結構大変です。
一番近いのは仙台でしたが、娘1人でホテルに連泊させるのは不安ですし、起立生調節障害でもあるので朝起きれるかも不安…。
なので、親戚のいる東京に行くことに決めました。
しかし、娘の起立性調節障害が、親戚の負担になるんじゃないか…?と考え直し、
仙台のスクーリングへ親がついていく事にしました!
ここでも何かとついて回る「起立性調節障害」!
本当に困ったもんですが、一歩一歩進もうと思います!
実際に行ってきました!スクーリング
仙台の専門学校を会場に、5日間のスクーリングでした。
個人個人で受ける授業やテストが違うので、事前に授業の時間割をもらいました。
娘の場合は、朝一番の授業(9時〜)は最初の日と最終日だけで、中3日は10時過ぎから、1日の途中で授業の無い時間もあったので、ホテルは会場から徒歩1分のビジネスホテルを予約しました。空き時間はホテルに戻り、部屋で過ごしました。
最終日がテスト日で、朝イチからテストをし、テストの数も人それぞれなので、終わった人から帰ります。娘は9時から3時までで終わったようです。
狭いツインの部屋は息が詰まるようでしたが、朝起きられなくて単位が取れない方が厳しい!ということで、持ち込んだノートパソコンで仕事をしたり、駅前をぶらついたり、なんとか母も5日間持ちこたえました…。
当初、誰も知り合いのいない所で5日間…と、不安な面持ちの娘でしたが、ずっと同じメンツで授業を受けるわけでもなく、淡々と過ごす事ができたようです。
体育などもありましたが、激しい運動をするわけでもなく、そこで少し女の子と喋ったり、いい気分転換にもなったようでした。
ITツールで交流
N高では、担任の先生や生徒同士の連絡ツールとして、Slack(スラック)というアプリを使用しています。
Slackとはなんぞや?
Slack とは、人々と組織、そしてツールを一元化することで、多様でシームレスな「働き方」を実現するコラボレーションハブです。
Slack を使う利点
- 対面で話しているのと同じようにオンラインで共同作業ができる。
- 業務に必要なメンバーや情報を1か所に集めることができる。
- 効率的にコミュニケーションし、メンバー間のつながりを保ち、業務を素早く処理することができる。
引用 スラックってなに?
Slack上でのホームルーム
目的別の部屋を通じて仲間を作る。
という事なのらしいのですが、
娘の場合はまだ慣れていないせいか、
先生とのやりとりでしか使っていないようです。
本来なら、時間を決めて、ネット上に集まり、
起立!例!着席!ガタッ!
など、チャットするようですね。今時です…。
N高2年目の娘は、スラックは使って無いようです笑
先生とのやりとりはもっぱらメールでしています。
2年の担任の先生は、とても明るくて親しみやすい先生でした。
3年の担任の先生は、進学や就職などの相談もしやすい、落ち着いた感じの先生で、
娘も分からない事があればメールしているようです。
イベント・部活なども満載!部活はネットで?
さすがカドカワ&ドワンゴの高校ですね…という印象満載のイベント行事!
主なイベント
入学式
VRを使っての入学式は、ニュースにもなりましたね!
文化祭は「ニコニコ超会議」!
N高生は、企画から参加するようです。通学コースの生徒さんたちかな?
ニコニコ町会議
夏から秋にかけて全国の複数の会場で行われる町会議には、各地域の最寄りの生徒が集まり、N高ブースを設置してイベントに参加します。
ニコニコ超パーティ
さいたまスーパーアリーナで、校歌を披露!
練習風景もネットで見られるようです。
闘会議
ゲームの祭典 闘会議で課外活動に参加
スマホのゲームからテーブルゲームまで身近にあるゲームが楽しめる闘会議。
N高生なら闘会議の会場も課外活動の一環として参加することができます。
などなど、全日制の高校や、公立の通信制高校では考えられない行事やイベントが盛りだくさんです。
娘の場合は、まだまだ余裕がないので、これらに参加したい!とか言ってないんですが、
自分1人で過ごす時間の多い子達が多い通信制。
人とのふれあいの1つになればいいですね。
部活もあるのか!
ネットでできる種目で全国から集まった仲間と時間を決めて行う部活があります。
- 囲碁部
- 将棋部
- クイズ研究会
- 美術部
- コンピューター部
- サッカー部
- 格闘ゲーム部
- 音楽部
ネットでサッカー部って??と思ったんですが、
「ウイニングイレブン2018」を使ってするようです。
しかも、サッカー専門の特別顧問から指導も受けられることもあるみたい!
ライフスタイルに合わせることができるネットコース
娘の場合は、起立性調節障害ということで全日制を諦めたパターンでしたが、自分で決めた計画に沿って大学受験に専念したい!という生徒さんも合ってるんじゃないかなと思います。
全日制だと、
- 定期テスト
- 部活
- 日々の小テスト
- 学校行事
- 部活の大会
などなどやる事いっぱいありますよね。
それを全部パスして、受験勉強に当てたいんだ!って考えもアリはアリだと思うんです。
もちろん、高校生活をエンジョイして、勉強だけじゃないキラキラした時間を過ごすのは素敵な事です!絶対そう。
だけども、将来この職業に就きたい!それにはこの大学じゃなきゃダメなんだっていう人もいるでしょう。
そういう人には、自分に必要な勉強に集中できる、通信制っていう選択肢もあるんじゃないかと、おばちゃんはそう思うんです。
N高は、アドバンストプログラムもあり、都内在住とかなら専門学校的なこともやれちゃうので、将来の夢が固まってるなら、夢に一歩も二歩も近づけるチャンスです。
夢を持っていて、実際やってみたらちょっと違った…ということもあるでしょ。
そういう面でも、高校生のうちに少しでも触れることができるというのも、良いよな〜と母親目線で思います。
なんて、おばちゃん全開ですが、何十年も大人をしているとホント、そう思うんです。
田舎在住の娘は、バイトを始めました。
3カ所目でようやく自分に合ったところを見つけたようです。
そう、失敗したっていいじゃない。若いうちはナンボでもしとけ!
そして勉強もしときなさい。脳みそがスポンジの時期なんてあっと言う間。
今の時代は、受け皿がたくさんあっていいですね。
通信制高校のイメージも変わってきました。
他の通信制高校もいろいろ特色があるようですよ。
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